当院のアルコール依存症治療

 河渡病院では、長年お酒を飲み続けたために体をこわしたり、仕事や大切な人との信頼関係を失って、それでも自分の力ではお酒を断つことができない方のための治療を行っています。
 一時の受診の決断が、大きな喜びにつながります。必ず回復の道がありますので、アルコール依存症治療に50年に亘る歴史とノウハウをもつ当院で治療をお受けください。経験豊かな医療スタッフがサポートさせていただきます。

 早期発見、早期治療が重要です。お気軽に当院にご相談下さい。

外来について

お酒の問題で悩んだり、断酒を希望するご本人やご家族が対象となります。
客観的な情報が必要なため、原則として、ご家族もご一緒においでください。
受診日は飲酒せずにおいでください。
(当日、飲酒してしまった場合でもご来院いただけば、外来にてお話を伺います。)
治療は断酒教育に重点をおき、「心」のご相談に乗りながら回復への援助を行っていきます。医師の精神療法、薬物療法が主体です。

入院について

 アルコール依存症治療を行う病棟は、集中的な治療を提供して早期回復を図るため、専門研修を修了した医師並びに看護職員、公認心理師等のスタッフを手厚く配置して治療にあたっております。また、断酒プログラムを行うための専用研修室やミーティングルーム、重症の患者さんを受け入れるためのリカバリールームを備えており、さらに病室の環境整備や個室を設ける等、療養環境にも配慮していますので、安心して入院治療を受けていただけます。

 入院治療は断酒プログラム(A・R・P=アルコール・リハビリテーション・プログラム)に沿った療法が中心となります。入院は通常3ヶ月となっており、段階別のプログラムを実施します。

■A・R・P

アルコール依存症の方が、病気から回復し、社会復帰するための研修プログラムです。

午前

女性グループ
ミーティング

酒歴小
ミーティング

体力作り

男性グループ
ミーティング

スモール
グループ
ミーティング

自己学習

午後

グループ
ミーティング

全体
ミーティング
(酒歴発表)
(退院者決意発表)

ビデオ研修

MAC
 メッセージ
AA
 ミーティング

作業療法
(陶芸)

院内学習会
(輪読会)
(学習会)

家族教室

OBゼミ

月例研修大会
(第3日曜)

一般病室
個室
デイルーム
ナースステーション
院内学習会
グループミーティング
作業療法(陶芸)
体力づくり
■家族教室

 A・R・Pのプログラムの一環として、毎週金曜日の午後に家族教室を行っています。
 アルコール依存症は「家族の病」であるともいわれています。ご家族から病気を正しく理解していただき、健全な家族関係を取り戻していただくことを目的としています。患者さんと一緒に学んでいただくプログラムとご家族だけのプログラムがあります。担当スタッフが様々なお悩みやご相談にも応じております。

■退院後のケア

 定期的な通院、断酒会等の自助グループへの参加、抗酒剤服用という三本柱を継続していただくことが大切です。少なくとも2年間の通院継続をお勧めします。

お問い合わせ・ご相談窓口

河渡病院 相談室(医療福祉課) 025-274-8211(代)
受付は平日の9:30~16:30

お酒の問題でお悩みの方に対して、精神保健福祉士がご本人だけでなくご家族や関係機関からのご相談に応じておりますので、当院の相談室にお気軽にご連絡ください。

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